日本食レストランの推移~過去5年を振り返って~

ベトナムハノイ在住の浅野です。

ハノイを中心に市場リサーチ、日系企業支援、OEM、語学教育事業、日越間貿易を行っています。

ブルーオーシャンなベトナムのハノイについて記事を書いて行きたいと思います。

 

前回はハノイのラーメン事情について書きました。

今まで焼肉とラーメンについて書きましたが、今回は写真を交えた内装について少し書きたいと思います。

 

現在2013年ですが、私が初めてハノイに来たのは2007年です。

6年前ですが、その頃と最近オープンする飲食店の内装は雲泥の差があります。

これは飲食店に限ったことではなく、ベトナム人が開業する飲食店あるいは小売店に関しても同様のことが言えます。

 

以下、内装について具体的な飲食店の例を出して行きますが、他意はありません。

寧ろ今までお世話になったお店を紹介するので、逆にハノイに来られた際には訪ねてもらいたいくらいです。

 

6年前に非常にお世話になったベトナム人青年実業家による日本食レストランの竹林の内装を例に出してみます。

竹林1竹林2

一見すると和を基調とした座敷による飲食店で、あまり海外という印象を受けません。

しかし、この内装も6年前に比べると老朽化が否めず、最近足を運ぶことが減ってしまいました。

 

メニューも全てベトナム人で運営してるとは思えないくらい豊富です。 その一品毎に注文すると対応出来るのは素晴らしい経営努力だと思っています。

 

続いては焼鳥専門で打ち出している彩菜です

さいさい1さいさい2

さいさい3

ベトナム特有の細長い建物の2階以上が店舗となっています。

ここは鶏の部位であれば大概食べることが出来る、日本の焼鳥屋に近いイメージのコンセプトです。

個人的にはここの「肝(レバー)」と「温玉サラダ」が大好きです。

 

写真を見てもクラシックで落ち着いた雰囲気を出す全席掘りごたつの客席です。

しかしながら、各席とのスペースが近いことや換気がそこまで出来ないため喫煙者と禁煙車の敷居がなく、嫌煙家の人には厳しかったり子供連れの家族には不向きです。

実際に夜はサラリーマンが多い客層になっています。

 

一方、最近出来た日本食レストランを出してみます。

岐阜に本社があり、完全日本企業に因る経営の八十八商店です。

はちはち1はちはち2

はちはち3はちはち4

初めてここの店舗に来た時には感動をした八十八商店です。

上記の彩菜同様にクラシックなのですが、新規に出来た店舗だけあり 装飾や細部に至っても非常に洗練されています。

トイレも大きめに用意され、トイレ内が薄暗い飲食店舗もある中、非常に清潔感を保たれています。

 

写真だとどうしても加工することが可能に思われてしまいがちですが、この店舗はハノイに進出する日系飲食企業のモデルになると思っています。

 

内装だけで食事が美味しくないと人が付いて来ないのは当たり前です。

この味に関しては企業努力しかありません。

しかし、ベトナム国内でも自国産の各種食材は豊富にあるので板前さんが市場で見つけて、日本と同じような料理を提供することは可能であり、実践している店舗も多く存在します。

 

ただ店舗設計と人材、食事を全て高い水準で提供出来ている企業は少なく、その点から 私はいつも畑違いではあるけども飲食店に活路は非常に広がっていると感じています。

 

(AGネットサポーター forefront.limited CEO 浅野 彰)

 

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浅野 彰(あさのしょう)

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